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インクルーシブな店づくり

丸井グループは、年齢や性別に関係なく、高齢者、障がい者、外国人やLGBTQの方など、すべてのお客さまに楽しく安心してお買物いただけるよう、設備環境と接客の両面から、居心地の良い店づくりに取り組んでいます。

社会と商業施設を取り巻く課題

居心地の良い店づくりをめざすため、日本の社会や商業施設を取り巻く課題を、設備環境(ハード)と接客(ハート)の両面から見える化し、すべてのお客さまに楽しく安心してお買物いただけるよう改善を進めています。

  • 内閣府「令和2年版高齢社会白書」
  • 内閣府「令和2年版障害者白書」
  • 電通ダイバーシティ・ラボ
    「LGBTQ+調査2020」
  • 内閣府「令和元年度バリアフリー・
    ユニバーサルデザインに関する意識調査報告書」
  • 内閣府「令和元年度バリアフリー・
    ユニバーサルデザインに関する意識調査報告書」をもとに当社にて作成

お客さまとの共創

全国のマルイ・モディ店舗では、商業施設のユニバーサルデザインを進めています。博多マルイの店づくりでは、九州大学や一般社団法人 生き方のデザイン研究所にご協力いただき、障がい者の商業施設における課題をユーザーワークショップ形式で検証するなど、さまざまな方のご意見をうかがい、形にさせていただきました。

  • 「お客さま企画会議」には、車イスをご利用されるお客さまもご参加
  • 株式会社ミライロによる施設診断では実際の使い勝手を検証
  • 電動車イスの方に安心してお買物いただけるよう充電スペースを完備
  • 1Fと2Fには視覚障がい者の音しるべを兼ねた時報サウンドを採用
  • フロアごとにイスの高さや機能を変え、多様なお客さまの座り心地に配慮
  • トイレへの距離を表示することで高齢者や車イスをご利用の方へ安心を提供

フードホール「HARA8(はらっぱ)」

2019年、マルイファミリー溝口の2階に、マルイ初となるフードホール「HARA8(はらっぱ)」がオープンしました。

お客さま企画会議を重ねてコンセプトを決定

マルイファミリー溝口では、2017年2月よりお客さま企画会議を実施。「HARA8」のオープンに向けて計529会合開催し、のべ2,700人以上のお客さま及び38社のお取引先さまとともに店づくりを進めてきました。

お客さま企画会議でいただいた「ちょっとずつ色んなものを組み合わせて食べたい」、「中途半端な時間や夕食前などに小腹を満たしたい」といった、時間帯やサイズなどの食における多様なニーズにお応えしています。

  • 「HARA8」の店内の様子
  • お客さま企画会議の様子

Concept Shops

新宿マルイ本館および上野マルイでは、「サステナビリティ」「ウェルビーイング」「パーソナライズ」をテーマとしたConcept Shopsを展開しています。Concept Shopsとは、「リアル店舗に出店したいけど、リソースやノウハウがない」スモールプレイヤーの方に、オンラインからオフラインへの最初の一歩を手助けする、丸井の新しい「スペースとサービス」です。売場運営や接客のノウハウを持った丸井グループの社員が常駐・運営しており、人にも環境にもやさしい商品を数多く取り揃えています。

お客さまへの発信

丸井グループは、年齢・性別・身体的特徴などを超え、すべてのお客さまに喜んでいただける商品・サービス・店舗のフロントランナーをめざしています。LGBTQの方々を含めた性別や、障がいの有無を超えて楽しんでいただける店づくりを進めています。

東京レインボープライド

2016年、「特定非営利活動法人 東京レインボープライド*1」が主催するイベント「東京レインボープライド2016」に初協賛しました。翌年2017年、レインボープライド会場にてブースを初出展し、「マルイのラクチンシリーズ」の中からシューズ・パンツ・オーダースーツを全サイズご用意し、試着体験会を実施。19.5~27.0cmのパンプス、22.5~30.0cmのビジネスシューズといった幅広いサイズ展開の商品を多くの方に体験いただきました。

2018年には「マルイのラクチンきれいシューズ」の試着体験会に加え、「OUT IN JAPAN*2」の撮影会を開催。丸井のプライベートブランドのビサルノ、アールユーを衣装として提供し、153組179名の方のコーディネートサポートを行いました。

2019年には丸井グループとして初めて企業フロートを出し、パレードに参加。丸井グループオリジナルレインボーTシャツを着用した社員とその家族126名が渋谷の街を行進しました。マルイ店舗ではレインボーフラッグを掲出しました。レインボープライド会場近くの渋谷マルイ・モディ店では東京レインボープライドと共同でLGBTQの方を含めた多様性を認め合う街になるよう、237枚のレインボーフラッグを渋谷公園通り商店街に掲げました。

2020年は新型コロナウイルス感染拡大の影響で中止となりましたが、2021年はオンラインでイベントが開催となりました。丸井グループは、オンラインブースを出展し、「プライドハウス東京エポスカード」やオウンドメディア「この指とーまれ!」をご紹介しました。

  • *1 「らしく、たのしく、ほこらしく」をモットーに、性的指向および性自認の如何にかかわらず、すべての人がより自分らしく、前向きに生きていくことができる社会の実現をめざす団体、およびイベントの総称。
  • *2 日本のLGBTQをはじめとするセクシュアル・マイノリティにスポットライトを当て、市井の人々を含む多彩なポートレートをさまざまなフォトグラファーが撮影し、5年間で10,000人のギャラリーをめざすプロジェクト。
  • 「東京レインボープライド2019」 パレードの様子
  • 東京レインボープライドと合同でフラッグ掲出をした渋谷公園通りの様子
  • 「東京レインボープライド2021」オンラインブース

LGBTQ就活生応援イベント

2017年、有楽町マルイの自主専門店ビサルノにて、特定非営利活動法人ReBitと共同で、LGBTQの就活生応援イベント「LGBT就活生応援!自分らしいスーツを探そう!」を開催しました。自身のセクシュアリティに合った洋服を着て就職活動に臨みたいという要望に、丸井グループのイージーオーダースーツやサイズ展開の仕組みを使って、有楽町マルイの販売員が一緒に考え、自分らしいスーツ選びのお手伝いをさせていただきました。

ご参加いただいた就活生には、「こんなにウェルカムな店(企業)だとは知らなかった」「サイズ展開がこんなにあることを知らなかった。もっとアピールすればいいのに」など、率直なご意見もいただきました。2018年にはマルイシティ横浜、なんばマルイ、新宿マルイメンにも広げて開催(現在は有楽町マルイのみ)。

2019年には有楽町マルイにて、性別にとらわれず自分らしいファッションを楽しむ期間限定ストア「ジェンダーフリーハウス」をオープンしました。就活時のスーツ選びの悩みにお応えする「就活トータルプロデュース~自分らしい就活って?~」を開催し、自分に合ったスーツ、バッグ、シューズなどさまざまなお悩みにお応えしました。

プライドハウス東京エポスカード

丸井グループのクレジット事業会社であるエポスカードでは、LGBTQコミュニティ支援の「プライドハウス東京*3エポスカード」を発行しています。お客さまからいただくカード発行料500円が寄付されるとともに、カード利用実績に応じて付与されるポイントも寄付に充てられる仕組みになっており、誰もが簡単にコミュニティ支援の一歩を踏み出せる機会を設けています。

*3 国際スポーツ大会の開催に合わせて、セクシュアリティやジェンダーを問わず、あらゆる人が安心して過ごせる「場」をつくるプロジェクト。

  • クレジットカード
  • プリペイドカード

障がい者スポーツとの共創

丸井グループは、日本ブラインドサッカー協会(JBFA)とパートナーシップ契約を締結し、さまざまな共創の取り組みを行っています。

2020年4月、丸井グループの研修センター内に、国内初のブラインドサッカー専用コート「MARUI ブラサカ!パーク」を設置。2021年4月より、パラリンピック競技ナショナルトレーニングセンター競技別強化拠点施設として、5人制サッカー(ブラインドサッカー)の強化拠点に指定されました。

これからも丸井グループは、ブラインドサッカーなど、障がい者スポーツとの共創を通じて、「すべてのお客さま」に向けた取り組みを行っていきます。

  • 国内初のブラインドサッカー専用コート「MARUI ブラサカ!パーク」
  • 併設のクラブハウスにはユニバーサルデザインを取り入れています
  • 日本ブラインドサッカー協会(JBFA)選手の皆さま

このサステナビリティサイトは、色覚障がい者の方々に配慮しています。

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