3つのビジネス
ヒューマン・ビジネス(将来世代と共存する選択肢の提供)
丸井グループという会社は、経営理念の「人の成長=企業の成長」にあるように、人の成長を支援する「場」であり、この場をより良く運営していくことで、初めて丸井グループという企業の成長が可能になると考えています。社員が成長しなければ、丸井グループの成長もありません。丸井グループが社員に提供していきたいと考えているのは、「信用はお客さまと共につくるもの」という共感する力を備える機会と、「景気は自らつくるもの」という革新する力を育む組織風土です。長期目標では、共創を基盤とした「革新する力」を育む組織風土や人材投資を重視するとともに、社外との共創を通じて、将来世代と共存する選択肢を拡げていきます。
長期目標 | 中期(5年後) | 長期(10年後) | 超長期(30年後) |
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人材投資 | 毎年10億円以上(長期的に継続) | ||
自ら手を挙げ参画する社員(のべ) | 毎年のべ10,000人以上(長期的に継続) | ||
次世代リーダーの育成(累計) | 累計120人以上 | ||
価値創造人材の育成(累計) | 累計4,000人以上 | 10,000人以上 | |
金融・サステナブル教育の実施 | 国内(長期的に継続) | 海外へ |
共創ビジネス
2050年の世界では、バーチャル世界の加速や個人主義への反動から、「私らしさ」を大切にしながらも、国や人種による対立を超越した「つながり」を重視するようになります。そこで丸井グループは、社会におけるプラットフォームのような存在として、「私らしさ」と「他者とのつながり」の実現を支える場やサービスを共創ビジネスとして提供していきます。
そこで大切になるのが、ステークホルダーの視点に立ちながら、一人ひとりの想いや痛みを理解できる「共感する力」です。丸井グループは、将来世代を加えた6つのステークホルダーの重なり合う利益(しあわせ)の拡大をめざしていますが、このために欠かせないのが、ステークホルダーとの共創活動です。長期目標では、企業価値向上に結び付く共創の取り組みを指標として掲げていますが、「信用はお客さまと共につくるもの」という、丸井グループが日々実践している共創を選択肢として広げていくという決意を込めています。
長期目標 | 中期(5年後) | 長期(10年後) | 超長期(30年後) |
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企業価値向上に結び付く 共創お客さま数*1 |
のべ10万人以上 | のべ50万人以上 | のべ100万人以上 |
企業価値向上に結び付く オープンイノベーション社数 |
100社以上 | 500社以上 | 1,000社以上 |
企業価値向上に結び付く 地域・コミュニティ数 |
50以上 | 100以上 | 200以上 |
将来世代との共創 | 150件以上 | — | — |
企業価値向上に結び付く エンゲージメント数 |
50件以上 | 100件以上 | 300件以上 |
*1 お客さま企画会議をはじめとする、ビジネスプロセスに実際に参画していただくお客さまの数
ファイナンシャル・インクルージョン
2050年の世界では、世界中の中間・低所得者層に応えるグローバルな巨大新市場が出現します。そこで丸井グループは、すべての人に金融サービスを提供するファイナンシャル・インクルージョンを通じて、既存のエポスカード会員のお客さまを起点に所得格差を解消していきます。エポスカード会員さまは20~30代が中心のため、今後ライフステージの変化の中で多くの資金ニーズに直面することになります。そこで私たちは、生涯にわたる資産形成の重要性をお伝えするべく証券会社を設立し、日本初となるクレジットカードを通じた「つみたてNISA」を導入し、所得格差を解消する金融サービスを広げています。さらに、選択肢の幅を在日外国人にまで広げ、日本における就学・就労に関わる困難を支援する新たな金融サービスを開始しています。今後これらのサービスを国内外へ長期的に提供していくために、長期目標を設定しています。
長期目標
中期(5年後) | 長期(10年後) | 超長期(30年後) |
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エポスカード会員数 1,000万人以上 |
tsumiki証券で 100万人にサービスを提供 |
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500万人以上の若者に 金融サービスを提供 |
50万人以上の外国人に 金融サービスを提供 |
1,000万人以上の世界の人々に 金融サービスを提供 |
投資を通じたファイナンシャル・ インクルージョンを世界10カ国 以上で展開 |
投資を通じたファイナンシャル・ インクルージョンを世界20カ国 以上で展開 |
- 関連リンク
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- サステナビリティ : 共創サステナビリティレポート
- 投資家情報 : 共創経営レポート(統合レポート)
- 投資家情報 : 今後の方向性