3つのビジネス
丸井グループは2050年に向けて、「ビジネスを通じてあらゆる二項対立を乗り越える世界を創る」ために、共創を基盤とした3つのビジネスを設定しました。
丸井グループの3つのビジネス
丸井グループが設定した3つのビジネスは、私たちのコアバリューである「信用の共創」をはじめ、既存事業で培った強みやプラットフォームがさらに活きるものです。そしてこれら3つのビジネスは、個々に独立したものではなく互いに重なり合っています。この重なり合う部分を拡大させることこそが、将来世代を含むすべての人の「しあわせ」の拡大につながり、結果として「ビジョン2050」の実現を可能にします。
共創を基盤とした3つのビジネスで
すべての人の「しあわせ」を拡大
世代間をつなぐビジネス
2050年の世界では、地球と共存するビジネスだけが生き残ります。また、地球と共存する持続可能な未来を将来世代へとつなげていくためには、30年後の主役である若い世代を育成し、彼らがリーダーとなって社会を動かしていく必要があります。そこで丸井グループは、世代間をつなぐビジネスを「グリーン・ビジネス」と「ヒューマン・ビジネス」に細分化し、将来の地球・世代と共存する選択肢を提供していきます。
グリーン・ビジネス(地球と共存する選択肢の提供)
丸井グループが考える世代間をつなぐグリーン・ビジネスは、現世代と将来世代という二項対立を乗り越え、地球と共存するサステナブルな選択肢を提供していくことです。地球の環境負荷低減に向けた活動や投資は、短期的なコストとして利益を圧迫することになります。しかし、そのような活動や投資をしなければ、将来世代に対して環境問題に関わる不利益を背負わせることになります。例えば、再生可能エネルギーへの切り替えの初期投資は短期的にはコストになるかもしれませんが、長期的に見ると将来世代にとってのサステナブルな価値になります。また、CO2を減らす取り組みは、そうした活動そのものが新たなグリーン・ビジネスを生み出すイノベーションの源泉にもなり、長期的な利益向上に寄与する可能性があります。このため、長期目標のKPIでは、環境負荷低減の活動と利益をつなぐ指標をマネジメントしていくことで、環境への取り組みをビジネスとして進めていきます。
丸井グループは、グリーン・ビジネスの指標として、環境効率*1を設定しています。CO2などグループ全体の温室効果ガス(GHG)の削減については、2018年3月にSBTイニシアチブに認定されています。2030年までにグループの事業活動で消費する電力の100%(中間目標:2025年までに70%)を再生可能エネルギーから調達することを目標として、2018年7月にRE100に加盟しています。
また、2019年9月末に、丸井グループが新たに設定した温室効果ガスの目標が、SBTイニシアチブの「1.5℃」目標に認定されました。
長期目標 | 中期(5年後) | 長期(10年後) | 超長期(30年後) |
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環境効率*1 | 11.6 | 15以上 | 20以上 |
温室効果ガス(GHG)排出量 | 35%削減 | 80%削減 | 90%削減 |
再生可能エネルギー | 70% | 100% | — |
資源リサイクル率 | 75% | 80% | 100% |
サーキュラーレベニュー*2 | 30%以上 | 40%以上 | 50%以上 |
サーキュラーなライフスタイルの選択肢の提供 | 100万人以上 | — | — |
*1 環境効率=営業利益÷CO2排出量
*2 サーキュラーレベニュー=サーキュラー売上高・取扱高÷小売総取扱高
- 関連リンク
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- サステナビリティ : 共創サステナビリティレポート
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