上席執行役員 小売事業担当
2021年10月
小売事業にとって、テナントサクセスは非常に重要です。お取引先さまと、パートナーとして共創してきたからこそ、創業から90年間歩み続けることができました。小売事業が責任を持つのは、テナントさまに出店していただくまでではなく、テナントさまが成功するまでです。テナントさまのブランドが世の中に広く知られたり、会社として成長していただかないと、出店していただく意味がないと思うのです。新中期経営計画で掲げた「売らない店」「イベントフルな店」は、その業態がお客さまに支持され、結果として利益を継続的に生むことをめざしています。つまり、インパクトKPIと財務KPIは乖離するものではなく、同じ方向を向いています。語られる文脈が社会課題解決か、経済性かの違いだけなのです。
もし、丸井グループが小売事業しかない会社だったとしたら、今掲げている「売らない店」「イベントフルな店」、ひいてはテナントサクセスは決して実現できません。三位一体であることがテナントさまへの提供価値となり、収益を上げる仕組みもつくることができます。インパクトを実現するうえでも、三位一体のビジネスモデルは必要不可欠です。
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